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桜小保護者学習会
ヘルシー&美味しい 家族のための簡単料理教室

平成14年度に実施した保護者の方の食事調査結果(地域の課題をみてみよう)では、摂りすぎている栄養素は脂質、一方足りないのは鉄・カルシウム・食物繊維でした。日頃不足しがちなこれらの栄養素を摂れるように簡単で美味しい料理12種類を実際に調理しました。さらに、バイキング形式で食事をとりながら1食の適量を学習するというもり沢山の内容でした。
参加者数:38人(全学年保護者対象)

講師は女子栄養大学 助教授 武見ゆかり先生、世田谷保健所 管理栄養士小林陽子先生、女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員で管理栄養士の嶋田雅子先生

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  14年度に実施された食物摂取状況調査の結果の解説から。エネルギーや栄養素摂取状況の判定結果では、脂質量に「やや問題」と判定された人が多いこと、一方、カルシウム、鉄、ビタミンC、食物繊維といった栄養素は不足していて、鉄は女性の場合ほとんどの方が「やや問題」「かなり問題」と判定されている事などの問題提起がされました。
なぜ、このような結果になったのでしょうか?この結果を改善するには、どんな食べ方をすると良いのでしょうか?
  そこで、脂肪控え目で、不足している栄養素がたっぷりとれる料理のレシピが紹介され、参加者全員で調理実習をして味わってみました。
6月という食中毒の発生が多い時期ということもあり、調理前には保健所から食品衛生面の注意について講義を受け、しっかり身支度を整えてのスタートです。
  バイキングで用意した料理は大豆や枝豆が入ったハンバーグ、サバのトマト煮、ブロッコリーとあさりの辛し和え、小松菜と厚揚げの炒め物、かぼちゃのサラダなど全部で14品。主食(白飯)、主菜(4品)、副菜(7品)、汁、デザートまでのフルコースです。参加者は講師から食品の選び方や調理のポイントについて説明を受けた後、8グループに分かれて調理。品数や使用した食品数が多く、多少時間はかかりましたが、そこは主婦!和気あいあいと手際よく調理していました。
  さて、調理の後はお楽しみの試食。ただし、この学習会はただ作って食べるだけではありません。自分の適量を知ってもらうための一工夫がありました。
まず、お茶碗に各自が普段食べているご飯の量を盛りつけて、それが何グラムかを測ってもらいます。
次に11品のおかずの中から、自分に丁度良いと思う量をお皿にとってもらい、主菜、副菜の量をチェック。汁塩分0.8%に調整したものを味わってもらいました。各料理にはエネルギー表示をして、自分が選んだ食事のエネルギーが計算できるようになっています。選んだお皿をみながら、栄養バランスとカロリーを判定しました。
 

参加者は全員女性で、講義の後という事もあってか、少なめに(遠慮して?)選んだ方が多かったようで、エネルギーは汁物・デザートを除き平均420kcal(1食あたりの摂取エネルギーの目安は30〜40歳代女性一日の栄養所要量1/3量で580kcal)。特にご飯は平均111g(おにぎり約1個分)で参加者の9割が少ないと判定されました。主食を中心に、主菜と副菜がそろう食事にすると、食品や栄養素のバランスが簡単にとれます(主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを (PDF形式))。また、各料理のバランスについて、自分に必要な食事量(エネルギー)を簡単にはかる“ものさし”として針谷順子(高知大学教育学部教授)、足立己幸(女子栄養大学・大学院教授)が考案した「お弁当ダイエット(食事)法」を紹介。この食事法は、いくつかの条件に従ってお弁当箱に詰めると、お弁当箱の容量(cc)が作りたいエネルギー量(kcal)になるという理論に基づき、お弁当箱を上からみて面積比が「主食3:主菜:副菜2」の割合で詰めていくことで、食品や栄養のバランスを簡単に整えることができます。参加者には上記の割合で詰めたお弁当の一例を、器に移し変えて目で量を確認してもらいました。「ご飯そんなに多くていいの?」「主菜の量が多すぎたわ」小さめの茶碗に山盛りになったご飯、手の中に収まるお肉の量をみて驚いていました。

教室終了後にとったアンケートでは、学習した内容で、これまで健康や栄養に関して思っていたことと違う点があったと回答した人が多く、その大半がご飯の量や主食・主菜・副菜のバランスについてあげていました。実際に調理、試食をしてみて、塩分や脂肪を多くとっていたことに気づいた方もいました。また、今回はバイキングで品数が多かったこともあり、少しずつ多種類のおかずを食べると、栄養バランスだけではなく、少量でも満足感が得られることを体感された方が多く、もっといろんなおかずを家族にも食べさせたいなど、料理のレパートリーを増やしていくことにも積極的な感想が聞かれました。PTA役員の方は事前の準備が大変でしたが、自分や家族の食事を見直すとてもよい機会になったとの声を多くいただき、参加者に満足していただける講習会になったようです。

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